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2020.11.07 14:02
『serial experiments lain』こと『lain』は、1998年に放送され、カルト的な人気を博したSFアニメ作品。『NAVI』と呼ばれるコミュニケーション用コンピューターが普及し、現実の『real world』に対し、『wired』と呼ばれる仮想世界が存在する世界が舞台となっている。
本作のヒロイン、岩倉玲音は、死んだはずの友人からメールが届いたことをきっかけに、『NAVI』を手に入れる。しかし、その日を境に、玲音は『NAVI』の扱いに異常なまでの才能を発揮し、怪奇現象に巻き込まれてしまう。
出典: イッキ見しよう!20年前のカルトアニメ『serial experiments lain』は情報化社会の欲望と混乱を描いた今でも観る価値のある作品
次第に『real world』と『wired』の境界線が曖昧になっていくかのようなストーリーが視聴者を惹きつける。
90年代のアニメ作品とは思えない現代的な設定や、難解な世界観、小中千昭氏による会話要素が控えめの脚本構成や、ホラーテイストの陰鬱な雰囲気が今もなおファンを熱狂させている。
公開から約22年。
『lain』の世界観と見事にマッチした、ユーザー参加型のオンライン展覧会『lain 2020 eXhibition』が始まった。
本展覧会で展示される内容は、ユーザーがTwitter上のハッシュタグを使用して投稿されたイラストや音楽、小説、動画などが展示され、展示内容が拡張されていく。
さらに、オンライン展覧会限定ショップではバーチャルフィギュア(VRM)や、保有日数が
表示される保有証明書付きのデジタルコレクションなどが販売されている。一部のデジタルコレクションは、私たちの生きる現実である『real world』でも楽しめるように実際に注文できる。
画像は、実際に注文可能な『lain 2020 eXhibition』限定ショップで販売しているアクリルスタンド。アニメ版『lain』において、「お天気、壊れた?」のネタで知られる、とても愛らしいウェザーブレイク玲音だ。
出典: 「serial experiments lain 2020 eXhibition」ショップ|Anique(アニーク)
『lain 2020 eXhibition』のオンライン展覧会に参加して、オンライン展覧会とアニメ作品などの二次元コンテンツは、下記のような点で相性が良いのではないかと感じた。
二次元コンテンツのファンが恐れている『コンテンツの終わり』が無いのだ。本展覧会では、ファンの作品を展示内容に取り入れることで展示は更新され、進化を続ける。ファンの手によって、コンテンツの寿命を伸ばすことができるのが最大の魅力ではないだろうか。
同時通話はβ版機能となっているが、通話可能な人数がさらに増えて欲しいと思う。今後、オンライン展覧会でのファン同士の交流が、若い世代を交えて増えていくことにも期待したい。