2021.01.07 16:04
- #ドローン
- #ベンチャー企業
2020.12.14 15:03
CBDでたっぷりと休める喜びを「mellow」/ 株式会社Linkship
新しいコーヒーライフと出会いを届ける「PostCoffee」/ POST COFFEE 株式会社
毎月届くおやつの定期便「snaq.me」/ 株式会社スナックミー
D2C(Direct to Consumer)とは、メーカーが代理店や小売店を挟まずに、ユーザーと直接商品の取引をする販売方法だ。トレンドワードにもなっているD2Cだが、実際のところBtoBやBtoCとはどう異なるのか?従来の販売方法と比較してみると、D2Cには以下の3つの特徴が見られる。
特にスタートアップ企業においては、初期コストを抑えられる点でD2Cとの相性がよく、採用事例も数多い。加えて、サブスクリプションモデルのようなユーザーをファンとして取り込むサービスが流行していることも一つの要員だろう。
今回は、そんなD2Cのサービスを展開する国内のスタートアップ企業を紹介していく。
2016年設立されたスタートアップ企業の株式会社Linkshipが提供するmellowは、CBDを配合したドリンクとサプリメントのD2Cブランドだ。CBDとは大麻植物に含まれる成分であり、ストレスや不眠の解消、リラックス効果などが期待されるという(もちろん、大麻とは異なり合法だ)
mellowは休むことが苦手な現代人を課題として捉え、「たっぷりと休める喜びを提供する」という哲学のもと、CBD商品を適正な価格で提供している。日々の仕事の疲れを和らげてくれるmellowは、いまのストレス社会やウェルネス・健康市場にぴったりの商品だろう。また、ドリンクやサプリメントのみならず、睡眠用のBGMやメロウシアターというイベントを開催するなど、上質な休息・睡眠の追求に余念がない。
引用元: mellow
なお、mellowの商品はドリンクが¥4,320(8本セット・税込・送料別)、サプリメントが5,980円/月(1ヶ月ごとに1個・税込・送料無料)で購入可能だ。
PostCoffee 株式会社は、15万通りの組み合わせからパーソナルにカスタマイズされたコーヒーを提供するスタートアップ企業だ。PostCoffeeは毎月コーヒーボックスを自宅に届けてくれるサブスクリプションサービスだが、フィードバックを受けて最適な豆をセレクトしなおしてくれる点がD2Cらしくて面白い。
また、PostCoffeeは実店舗も展開しており、こちらではプロのバリスタと一緒にコーヒーボックスを作る体験が可能だ。
引用元: PostCoffee
PostCofeeの価格は月々¥1,480〜(税抜)。自分にあったコーヒーを診断するだけであれば無料なので、ぜひ試してもらいたい。
2018年創立のスタートアップ企業、株式会社メップルは、2020年3月22日にKOREDAKEという完全栄養プロテインのD2Cブランドの販売を開始した。SNSなどの口コミを中心に広がった「KOREDAKE」は、その販売数は開始から約6ヶ月で100倍にまで増加している。これまでのプロテインが持つ男性的なイメージとは異なるブランディングによって、20代後半~30代女性を中心に支持されているようだ。
引用元: PRTIMES
「KOREDAKE」は1袋 810gで¥5,600(税別)、2袋(54g×2)¥1,280(税別)。定期購入プランにすればさらに割引料金で購入できる。
株式会社スナックミーは、2015年9月に3人で設立したスタートアップ企業だ。 株式会社スナックミーの提供するsnaq.meは、診断によってパーソナライズされた8種類のおやつを定期的に配送してくれるD2Cサブスクリプションサービス。おやつの種類は100種類以上にもわたり、すべて人工添加物を使わないナチュラルな素材で作られている。
また、2020/11/23には「snaq.me」のおつまみバージョン「otuma.me」(オツマミー)の販売が開始され、コロナウイルスの感染拡大による宅飲み需要の増加にあったサービスを展開している。
引用元: snaq.me
snaq.me のおやつ定期便は1BOX(おやつ8個入り)で¥1,980(税込)。otuma.meも同額で提供されている。
ALL YOURSは、株式会社オールユアーズというスタートアップ企業が運営するD2Cのアパレルブランドだ。日常生活においてストレスにならない、それでいてちゃんとして見える「インターネット時代のワークウェア」を追求するAll YOURSだが、特にブランドのストーリーや世界観が面白い。ALL YOURSに賛同してくれる人を商品の取引以上の関係にしたいという思いから、顧客を「共犯者」と呼んだり、「あなた中心」を意味するブランドロゴは「U(You)」が必ず中央に配置されていたりと、D2Cらしい優れた世界観を作り込んでいる。
引用元: ALL YOURS
All YOURSの商品は、公式サイトのみならず、池尻大橋駅付近の直営店でも購入可能だ。また、2020/12/13には、ブランドに関する書籍「ALL YOURS magazine vol,1」の販売も開始されている。
今回は、国内でD2Cのサービスを展開しているスタートアップ企業を紹介した。 アパレルや食品など、販売する商品は異なるものの、どのD2Cスタートアップ企業も独自の世界観を構築したブランディングをしている点が面白い。これまでは企業が消費者に一方的に語りかけるコミュニケーションが一般的だったが、今後は企業と消費者が相互に働きかけるD2Cのブランディングがより重要になってくるのかもしれない。