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Netflix『ブラック・ミラー』の製作陣が送る『さらば! 2020年』は、2020年をシニカルかつユーモラスにぶった斬る

2021.01.13 15:03

  • #Netflix

Netflix作品『さらば! 2020年』とは

『ブラック・ミラー』の新シリーズを待ち遠しく思うNetflixユーザーは少なくないだろう。


残念ながら新シリーズの公開は予定されていないそうだが、2020年末、『ブラック・ミラー』の製作陣は、2020年に起きた出来事をモキュメンタリー風にまとめた作品『さらば! 2020年(原題: Death to 2020)』を公開した。


同作はコメディ作品ではあるものの、ブラックでシニカルな視点で2020年を振り返っている点が『ブラック・ミラー』の製作陣らしい出来栄えとなっている。


また、出演キャストが豪華な点も特徴であり、ヒュー・グラントが(スターウォーズやゲーム・オブ・スローンズを史料とする)歴史学者を、サミュエル・L・ジャクソンが超辛口のNYの記者を演じている。 他にも、『ストレンジャー・シングス』のスティーブを演じたジョー・キーリーや、『フレンズ』のフィービーを演じるリサ・クドローなど、数々の著名や俳優が出演している。

death to 2020

引用元: Death to 2020 | Netflix Official Site

『さらば! 2020年』を視聴した感想

作品の形式としては、(俳優が演じる)記者や、歴史学者などの様々な登場人物へのインタビューと、実際のニュース映像を交えながら、2020年を振り返っていくモキュメンタリー映像となっている。


話の内容はコロナウイルスと大統領選挙がほとんどを占めており、イギリスとアメリカのニュース映像が多く流される。「日本人が観てもあまり面白くないのでは...」と思われるかもしれないが、そんなことはないので安心してもらいたい。


「神は宇宙より高齢者だからコロナウイルスで重症化しやすい」と言い放ったり「(大統領選を)老人しか選べない鉄拳」と呼んだりなど、皮肉の効いたナンセンスなユーモアが飛び交う作品となっており、こういったコメディが好きな方は観て損をしないだろう。


また、トランプやバイデンをこき下ろすようなシーンが数多くあり、Netflixはここまでやれるのか...とある意味で関心しまう。

death to 2020

引用元: Death to 2020 - Wikipedia

『ブラック・ミラー』ファンは特に『さらば! 2020年』をオススメ

『さらば! 2020年』は、ラストシーンで『ブラック・ミラー』らしいダークな未来を見せてくれる。

ここでは内容を明かさないが、『ブラック・ミラー』のファンであればこのラストシーンにきっと満足してくれるだろう。


また当作品は、70分と短めの作品なので、『ブラック・ミラー』一話分を観る感覚で視聴できる。


ぜひ、2021年が終わらないうちにラストシーンを見届けてほしい。


予告編はこちらから。