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2021年公開の宇宙をテーマにしたSF映画をチェックしよう

2020.12.11 13:01

  • #SF映画
  • #宇宙
目次

1.ロシアのエイリアン映画『スプートニク』

2.宇宙飛行士の母と娘の愛情を描く『約束の宇宙(そら)』

3.ブルース・ウィリスVS謎の生命体『アンチ・ライフ』

4.地球滅亡直前、北極に残り続ける男『ミッドナイト・スカイ』

5.ティモシー・シャラメ主演『DUNE デューン 砂の惑星』


ロシアのエイリアン映画『スプートニク』

ソビエト時代から長きに渡り宇宙開発を続けてきたロシアだが、意外にも宇宙をテーマにしたロシア映画はほとんど存在しない。有名といえる作品は『惑星ソラリス』くらいだろうか。


そんなロシアが、まるでリドリー・スコットの『エイリアン』を想起させるクラシカルなエイリアン映画『スプートニク(英題: Sputnik)』を公開した。


あらすじ

1983年、冷戦最盛期のソ連。不可解な事故によってソビエト宇宙船が撃墜した。幸運にもコンスタンチンという宇宙飛行士が生還したが、彼の体内には、"何か"が生息していた...



トレイラーからは、口を開けて苦しむ男の姿や宇宙人の輪郭が確認でき、ホラーテイストな映画であることがうかがえる。主人公と思われる女性は、撃墜した宇宙船から生還した宇宙飛行士を担当する医師のようだ。


『スプートニク』は、2021年3月26日に日本での公開が予定されている


リドリー・スコット監督の『エイリアン』のファンは特に押さえておきたい映画だ。


宇宙飛行士の母と娘の愛情を描く『約束の宇宙(そら)』

『約束の宇宙(そら)(英題: Proxima)』は、宇宙飛行士という仕事への情熱と、母親としての愛情の狭間で葛藤する女性の姿を描く映画だ。


あらすじ

宇宙飛行士としての訓練を日々続けていた主人公サラは、ある日「Proxima」というミッションのメンバーに選ばれる。長年の夢であった宇宙への旅立ちではあったが、それは同時に、最愛の一人娘であるステラと離ればなれになることを意味していた。出発の日が近づく中、サラとステラはとある約束を交わす。



親子愛をテーマにした宇宙系のSF映画といえば、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』が有名だが、『約束の宇宙(そら)』はより親子の関係にフォーカスしたヒューマンドラマとなっている。


「約束の宇宙(そら)」は、2021年4月16日から東京・TOHOシネマズ シャンテほかで全国公開予定だ。


約束の宇宙(そら)オフィシャルサイト


ブルース・ウィリスVS謎の生命体『アンチ・ライフ』

『アルマゲドン』『フィフス・エレメント』に出演した大御所俳優ブルース・ウィリスが、再びSF映画で主演を務めることになった。


『アンチ・ライフ(英題: Anti-Life)』は、リドリー・スコットの『エイリアン』の設定にブルース・ウィリスのアクション要素を掛け合わせたような映画だ。


あらすじ

西暦2242年。謎のウイルスの大流行によって地球を脱出した人類は、「新たな地球(ニュー・アース)」を目指して宇宙空間を旅していた。そんなある日、5,000万人もの富裕層が搭乗している宇宙船内で謎の殺人事件が発生する。しかし、それは殺人事件などではなく船内に潜んだ正体不明の「何か」による仕業だった。事態はさらに悪化し、やがては船内の兵士たちと謎の生命体による、過酷な戦闘へと発展していく。


トレイラー前半では、リドリー・スコットのオマージュのようなシーンがいくつか見られるが、巨大な銃を構えて「BBQにしてやるぜ」と凄むブルースウィリスから、期待通りいつもの彼のアクションシーンが見られることが予想できる。

『アンチ・ライフ』は2021年1月15日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほかで全国ロードショー


アンチライフ オフィシャルサイト


地球滅亡直前、北極に残り続ける男『ミッドナイト・スカイ』

『ミッドナイト・スカイ(英題: The Midnight Sky)』は、ジョージ・クルーニーが主演・監督を務める宇宙と地球滅亡をテーマにしたSF映画だ。


原作はリリー・ブルックス=ダルトンの小説「世界の終わりの天文台」。滅亡の危機にある地球で、ひとり北極に残り続ける科学者を描いた作品だ。


あらすじ

滅亡寸前の地球。科学者であるオーガスティンはそれでもなお、北極での孤独な生活を続けていた。ある日オーガスティンは、任務を終えて地球へ帰還しようとする宇宙船と乗組員の存在を知る。彼は地球の現状を知らない乗組員たちと交信し、地球に戻ることを止めさせようとする。彼は、宇宙船の乗組員たちを救うことはできるのか。そして、地球滅亡を目前として北極に残り続ける理由とは...



ジョージ・クルーニーが主演を務めることに注意が行きがちな本映画だが、『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』主演のフェリシティ・ジョーンズが出演する点も注目したい。


【合わせて読みたい!】

『ミッドナイトスカイ』のキャスト・吹き替え声優まとめ 豪華俳優陣が集結!


『ミッドナイト・スカイ』は、Netflixにて2020年12月23日から配信予定。一部の映画館では、12月11日から劇場公開が決まっている


ティモシー・シャラメ主演『DUNE デューン 砂の惑星』

『DUNE デューン 砂の惑星』は、『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督/『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメ主演のSF映画だ。


フランク・ハーバートの小説を原作とする当作品は、過去に3度映画化されており(頓挫した物も含む)、今回で4度目の映画化となる。

過去に映画化されたDUNEについて知りたい方は、『ティモシー・シャラメのDUNE』がやってくる を合わせて読んでほしい。


あらすじ

舞台は通称デューンと呼ばれる惑星アラキス。砂漠に覆われ巨大な虫が支配する土地で 、長寿と宇宙旅行に用いるスパイスを巡る覇権争いが起きていた。そんな中、公爵家の息子ポール(ティモシー・シャラメ)が超能力と己の使命に目覚め、世界を変革するための戦いに立ち上がる。



ヴィルヌーヴ監督は、DUNEを描ききるためには1作では足りないと主張し、二部作構成になることが決定している。トレイラーからも、この物語の壮大なスケールが伝わるだろう。


また、今ハリウッドで期待が高まっているティモシー・シャラメが主人公ポールをどう演じるのかにも期待したい。


「デューン 砂の惑星」は、2021年10月1日に全米での公開が予定されている。