2020.11.25 06:06
- #ロボット
2020.11.28 09:09
2020年現在、誰もがマスクを付けることが当たり前になっている。
一時はマスクの品薄が社会的な問題となったが、現在では昔ながらの不織布マスクだけでなく、pittaのようなウレタンマスクや、ブランドオリジナルの布マスクなど、多種多様なマスクを選択できる時代となった。
そして、コロナによってマスクの需要が高まっている今、世界では性能に優れた近未来的なマスクが次々と開発されている。今回は、コロナ時代に活躍するかもしれない最先端のマスクを4つほどご紹介していく。
ATOMOBLUEは、Indiegogoというクラウドファンディングによって資金を調達し開発された高性能マスクだ。
マスクの両サイドのファンが、ろ過された空気を継続的に供給し、空気中の粒子の99.97%をブロックしてくれるのだという。空気が送り込まれる量はユーザーが調整可能なので、電車や車で低強度に切り替えたり、反対に街をジョギングしたり仕事をするときには高強度に切り替えることができる。
このシステムの継続稼働時間は、およそ3〜5時間と一日通して使うには少々物足りないが、バッテリーが減ると赤い表示灯で再充電を通知してくれる。
高性能であることはもちろんだが、丸みを帯びたフォルムが美しく、ファッション性も高いマスクと言えるだろう。
お値段は99USD(10,278円)で、Indiegogoから購入可能だ。(数に限りあり)
引用元: Aō Air公式サイト
Atmos Facewareは、世界の最新技術が集うイベントCES 2020で、Aō Air社によって発表された超高性能マスクだ。 まるでSF映画にでも出てきそうなフォルムのこのマスクは、口や鼻の周りを密閉することなく綺麗な空気を作り出す。その仕組みは、電動のファンを利用して、ろ過されていない空気を遮断する、PositivAirと呼ばれるテクノロジーによって成り立っている。その清浄効果は通常のマスクの50倍にものぼるという。
お値段は350$(約38,000円)と少々お高めだが、ガジェットとして捉えてみれば妥当な価格と言えるだろう。
公式の販売サイトはこちらだが、2020年11月現在は残念ながら完売している模様。
なお、日本のサイトからは、welteで購入可能なようだ。
引用元: dezeen
Guardian G-Voltは、その名の通り「守護者」のような高性能マスクだ。
5年以上もの間テストされ続けたフィルターは、グラフェンという抗菌性で強靭かつ、熱/電気伝導度も高い夢の素材で作られている。さらに、マスクの横にあるUSBポートから低い電荷をマスクに流すことにより、付着した細菌を死滅させるそうだ。
Guardian G-Voltはこちらのクラウドファンディングサイトからおよそ4000円で購入可能だったが、現在は購入不可となっている。ハイテクマスクにしてはお手頃価格でもあるので、再販に期待したい。
引用元: moshi日本代理店
Moshi OmniGuardは、Moshiというオーディオやケーブルなどを扱う企業が作った高性能マスクだ。
Moshi OmniGuardには、moshiが独自に開発した「Nanohedron」と呼ばれるフィルターが使われており、5層構造によってPM 0.075以上の微粒子をろ過するのだという。
その他にも、消臭効果のある竹炭を利用していたり、顔にフィットさせるための鼻ワイヤーを採用していたりと、ハイテクながら普段使いのしやすいスタイリッシュな出来栄えとなっている。
なお、Moshi OmniGuardは現在でも amazon から購入することができる。 お値段は¥6,490と、高級志向のマスクではあるものの、フィルターを交換したり、フェイスマスクを洗浄することで継続的に利用可能だ。 サイズはS,M,Lの三種類、カラーはグレーとブラックの二種類から。
マスクを手放すことができない今の時代、「どんなマスクを着用するのか」を今一度考えてみてほしい。 今やマスクはただ感染予防のためだけでなく、ファッション、あるいはガジェットとしての意味を持ちつつある。 こんな時代だからこそ、せめて自分の気に入ったマスクを着用してこの危機を乗り越えていきたいものだ。